ガラスが直射日光を受けると、日射熱によって暖められた部分が膨張します。
一方、ガラス周辺のサッシに埋め込まれた部分や、影の部分はあまり温度が上昇しません。
暖められた部分が次第に膨張していくのに対し、周辺部や影の部分にはあまり変化がないので、周辺部付近に引張応力が発生します(熱応力)。そのガラスエッジ部の許容限度を超える引張応力が発生すると熱割れが起こります。
※熱割れは、冬の晴れた日の午前中に起こりやすくなります。サッシ周辺部が冷え切っているのにガラス面は日射を十分に受けて温度が上昇するので、大きな温度差が生じて熱応力も大きくなるからです。
◆ガラスの品種
フロート板ガラスは3~12mm厚より16~19mm厚の方が熱割れしやすい。
網入りガラスはフロートガラスより熱割れしやすい。
◆ガラスの大きさ
1枚当たりの面積が大きいほど熱割れしやすい。
◆日影の状態
ガラス面に部分的に日影ができると熱割れしやすい。
◆カーテンやブラインドの有無
カーテンやブラインドは日射をガラス面に反射したり、ガラスとの間に熱がこもりやすくなるので、無い場合より熱割れしやすい。
◆ガラス施工品質
熱割れはガラスのエッジ(端っこ)から始まるので、エッジの仕上げが雑だと熱割れしやすい。
◆その他の要因
窓の方位(東西南北)、建設地域、施工の種類(パテやシーリング材の違い)なども熱割れの要因となる。
Window Workでは、必ずフィルムメーカーに「熱割れ計算」を依頼して、その結果をお客様に説明し、リスクを共有したうえで、施工いたします。「熱割れ計算」の結果、施工をお奨めできない場合もございますので、ご了承下さい。
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